住宅について

すまいが暮らしの中の豊かさや美しさの器となるための3つの連続性

モノがあふれかえっています。

あらゆるものが入手可能な今、実質的に便利なものや

見た目に快適さをもたらすものほど入手しやすくなりました。

それら商品は実にさまざまな質を有しています。

モノ選びに配慮を欠くとたちまち調和を乱し

美しさから遠ざかることとなります。

 

建材についても同じことがいえます。

高い性能を持ち、安価な商品が市場を占めています。

限られた予算の中で便利さや快適さばかりを追求しすぎると

単にカタログにある商品を組み合わせて

出来ただけの住宅になってしまいます。

そのような住宅が集まって出来る街並みや風景もまた

豊かさや美しさから遠ざかっているのではないでしょうか。

それはお互いの存在とは無関係に成立し

ありとあらゆるところに連続性を欠くことに原因があると考えます。

 

 

  

   空間の連続性       街並みの連続性      時間の連続性

 

  外部空間ー内部空間      建物配置・ボリューム       経年変化

 

 プライベートーパブリック           外構        家族の成長による変化

 

       上階ー下階            色彩・材質        植栽・四季の変化

 

 

 

これらの連続性を背景として

クライアントの希望に沿う設計をしたいと考えています。

住宅のそれぞれの場所について

住宅の中にはいろいろな場面(シーン)が繰り広げられています。

そんな場面のひとつひとつを思い浮かべながら、私は設計をしています。

その場面の背景となる空間がどうあればよいのかを考えます。

具体的にどのように考えているのか順次書いていく予定です。その1として主寝室をとりあげました。