和歌山の家

郊外型 子育て世帯の家

プライベートガーデンのある家


設計の比較的早い段階でスケッチパースをかきます。

パースはリビングダイニング。住宅のいわば心臓部です。

私はこのようなイメージの家をつくろうとしていますということを施主さんに見てもらっています。

イメージをみせるということについては賛否がありますが、建築家とのいえづくりでは、このイメージの可視化はさけられませんので、楽しんでいただけたらと思っています。 

photo by 今西浩文[ATELIER ONE Graphic Design & Archi-Photographic Studio]

この家は郊外の新しい住宅地に建てられました。

敷地は比較的広いのですが、どうすれば楽しい庭ができるか、

どうすれば明るい家になるかということがテーマとなりました。

 

明るい家と楽しい庭は言葉の上ではまったく異なる事象のもののように見えますが、

実はこの2つは密接に関係しています。理由を話してしまえば簡単です。

明るい家には、大きな窓が要ります。しかし、大きな窓があっても、周りの視線がきになってカーテンやシャッターを常時窓を塞いでは明るくはなりません。必要なのは大きな窓だけではなく、窓をひらいてもいい外があること。

結論としては、中庭のような、プライバシー性の高い庭がまずもって必要となるのです。

ですが、ただ単に、高い塀に囲まれた庭ではあまり心地の良いものではありません。

 

塀の素材や庭の床面にあたる部分がどのようになっているのか?

雑草も生えないコンクリートの土間?塀は頑丈なコンクリートブロック?

それらが窓から見える景色となることを想像すると、それで良いのかどうか、もうおわかりだと思います。

 

この住宅には、玄関を入ってその向こう側に庭があります。家と家に挟まれた空間に庭があります。

さらに、庭は高い塀で覆われていますが、杉板を目を透かして貼りました。風や光が抜ける感じが圧迫感がなくて良いと思います。そして、植栽を配しました。芝生とシンボルツリーだけを本工事にいれて、地被や灌木は、自分たちで植えました。

 

ここで大事なのは、自分たちで庭を作ることだと思います。庭は自然と共生する場所です。雑草は生えますし、植込は伸びます。必ず手入れが要ります。また、新しい植物を植えたりすることもできれば楽しさも増します。庭を作りすぎてしまうと、それを自分たちで手軽にすることが難しくなります。自分たちで触ることのできる庭にすることで、楽しい庭となるはずです。

 

明るい家。楽しい庭。これからいえづくりをする人に是非とも気に留めていただきたいテーマです。